2010年2月7日日曜日

年金が消えた!!

今年から日本年金機構がスタートしました。
記憶が薄らいできましたが、まずは年金問題の発覚時を振り返ってみましょう。

『消えた年金を追って』(長妻昭著)より
・・・ここから引用・・・(問題事項は、投稿者が箇条書き列挙にしています)
カラオケ、ゴルフ、チケット代まで…
そもそも社会保険庁の追及を国会で始めたのは、平成16年2月の衆議院本会議からでした。
「年金保険料が年金支給以外にも使われている」――。
はじめて知ったとき衝撃を受けました。これが、私の年金問題への追及の動機となったのです。
・大規模保養施設「グリーンピア」をはじめ、
・年金福祉施設や
・職員の福利厚生にまで
流用されていました。呆れたことに、
・グリーンピアの観覧車や
・メリーゴーランドの建設や、
・職員が楽しむカラオケセットや
・ゴルフ練習場のクラブボール、
・ミュージカルのチケット代にも
保険料が流用されていました。

 揚げ句の果てに社会保険庁職員の飲み食い代に、5年間で少なくとも1億2800万円の年金保険料や健康保険料が浪費されたのです。

 パンフレットを天下り団体に作成させ、保険料で大量購入する。その際、社会保険庁職員がパンフレットの監修をしたことにして監修料という名目で6億円もの保険料をせしめ、その中の一部が飲み食い代として使われたのです。

年金保険料のうち、これまで年金給付以外に使われた額
昭和20年度から平成17年度までの61年間の累計 6.4兆円
・・・引用ここまで・・・

保険料が年金給付以外に使われたのは、年平均1049億円これが毎年です。
年金問題が発覚した時、私たちの多くは新聞で知りました。それから数年たった今日、忘れていないでしょうか。
年金問題はおいそれと解決しないでしょう。また、公的年金の一本化など年金制度の見直しはどのように進んでいるのでしょうか。
年金問題が政争の具にされる、そして問題解決は先送りの繰り返し。国会議員は国民が選ぶのですから、結果として国民がそうさせていることになりませんか。歯がゆいですが。

年金は当然に全国民のものです。
平成22年1月1日から日本年金機構に模様替えになりました。しかし事務の内容・担当者の多くは変わらないのです。何十年に及ぶ慣習が身にしみこんでいるのですから、おいそれと体質は変わらないでしょう。
国民は辛抱強く注意を怠ること無く、再発防止に気配りをしていくことが大切と思います。
国がしていることだから間違いないと信じ、任せきりで来ました・・ようするに丸投げしてきたのです。このたびの問題は、そのつけが回ってきたのです。信頼するなかにも、相互に確かめ合うことが大切ですね。