基礎年金の財源は、概要次の通り調達されています。
加入者の保険料・積立金の運用益・国庫補助などからなっています。
保険料は一旦社会保険庁に納付され、そこで運用益などを加算し、それを各年金制度の頭割で基礎年金拠出金として各制度に戻し、受給者に給付されます。
①厚生年金等の加入者は、収入の15.704%(厚生年金と基礎年金両方の費用、労使折半)の保険料を、社会保険庁に納める。
②社会保険庁は、これに積立金の運用収入・国庫負担などを加えて、厚生保険特別会計(年金勘定)と国民年金特別会計(基礎年金勘定)に振り分ける。
③基礎年金勘定に振り分ける金額の算定方法
原則:雇用者の算定対象者(20~59歳の被保険者)の頭数×各制度共通単価
算定対象者
㋐専業主婦(第3号被保険者)・・各制度の合計1133万人
この保険料は、厚生年金等加入者の15.704%に含まれている
○イ国民年金加入者(第1号被保険者)・・2208万人
このうち、未納327・免除376・学生納付特例者148・・851万人が除かれ、上記の算定対象者は・・1357万人
○ウ被雇用者(第2号被保険者)・・厚年3158+共済518万人
④
当該年度の国民年金の被保険者数 1号 2207
被用者年金制度の被保険者の数 2号 3676・3号 1133
合計 ○○○
この合計○○○の比率より按分される
「厚生年金の基礎年金拠出金の保険料率換算」